マリアとカラス

以前カラスの行水を見かけた。
ことわざと違い意外にゆっくり水浴びをしていて楽しげに見えた。
カラスの水浴びの曲というのがアイヌにあったが、こういう情景を音楽にしたのだろう。

うちの部屋の窓から見えるちょっとした森に数年前からカラスが2羽住みついており度々見かける。
グライダーみたいな飛びかたをしたり、おしゃべりでもしているように並んでいたり、飛べるのにわざわざ横断歩道を歩いて渡ったり、駅前の歩道を人と一緒に歩いていたり、と遊んでいるようにも見える。漢字で書くと「烏」となり、「鳥」という字に似ている。なので千歳烏山なんか東京でない人だとチトセトリヤマと言ってしまう人もいる。

ブルース・リーの息子、ブランドン・リー主演で撮影中の事故で遺作になってしまった「クロウ」という映画、四半世紀ほど前に観たが面白かった。
英語でクロウというと日本のより小型なカラスを指すもので日本の大きさのはレイブンになる。
以前共演させてもらった大谷令文さんは1984年に第二期ジェフ・ベック・グループとアルバムを作ったが、令文さんの腰まである黒い長髪や瞳の印象からマックス・ミドルトン(この人のエレピは最高)が「レイブン・アイズ」と命名しアルバムタイトルになったらしい。

京都では鴨川に佇んでいるカラスを見かけるが中々かわいい。
でも観光客の多い京都ではお国によってカラスに対しての対応が違う。
白人観光客なんかは「かわいい〜」という感じでカラスをニコニコと眺めていたりするが、黄色人種は「ぎゃー!」とカラスが近くにいると忌み嫌って逃げて行ったりする。まぁ色々お国での扱われかたがあるんだろうが、自分はカラスは中々かわいい奴だと思っている。
カラスはキュウカンチョウみたいに喋ることもできるし、鷹を相手に一歩も引かずに連係プレイで逆にコテンパにしてしまったという話を実際に目撃した人から聞いたこともある。

最近は近所に住む例のカラスを見かけると心の中で「よ〜っ」と挨拶をしている。そしてカラスはそれに応えてるようにも感じる。
カラスは不思議だ。

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