Mar.25

たまにギターが好きでない人に会うのだが、
理由を聞くと長々としたリードギターが苦手という。
こういう人は90年代以降のポピュラーしか知らないか、今までに火を吹くような演奏や魂の奥に響く音に触れる機会が恐らく無かったのだと思う。

ギターは自分が悦に入ることが容易にできる楽器で、その理由はソリッドギターとマーシャルアンプ、エフェクターの組み合わせが始まった頃からではないかと考える。1960年代後半位かな。

それによって歪んだ音、倍音の強調されたギラギラした爆音での演奏が始まった。背後からマーシャルの大きなキャビネットから放出される歪んだ爆音に背中をドン!と押されるというのはかなり気持ちが良い。初心者でも自分の音に酔ってしまう。
当時のジミやカルロス(彼はマーシャルでは無いが)は恍惚の顔でリードギターを弾いてる。もちろん当時のジミやカルロスは洒落じゃなく本気の人達だからその演奏は素晴らしい。

エリックやジミ、カルロス以前の人、
例えばエルヴィスの相棒スコッティ・ムーアやジェームス・バートン、そしてシャドウズやベンチャーズ達はジミやカルロスみたいな顔でギターを弾いていない。
タル・ファーロウやケニー・バレルなどモダンジャズのギタリストもそう。レス・ポールやチェット・アトキンスも。
彼らの時代はそれほど歪んだ音ではないし、爆音でもない。

これは倍音の強調された歪んだ音と爆音が関係していると考える。

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